田畑の地盤について

田んぼや畑の土の上に家を建てられるか

田舎町も今では住宅やマンションが建ち、都市計画が順調に進められています。
畑や田んぼだった場所を整地し、宅地化することはよく見られます。

「平らな土地に家を建てること」は一見問題ない様に思いますが、 田んぼは非常に軟らかく、畑も一見固そうに見えても、色々なトラブルを巻き起こす土が堆積しています。 下記にそれぞれの特徴をまとめます。

田んぼの土

田んぼは昔から河川の周辺の湿地に作られていたものです。 この様なエリアでは、河川の氾濫で運ばれた肥沃な土砂、葦などの湿地性植物の腐ったもの(腐植土)が堆積しており、農業(稲作)に最適な状態になっています。

理由としては下記が挙げられます。
・植物片を含むので隙間が多く圧縮しやすい。
・有機分を多く含む場合、酸性を示すので、セメント系固化材による固化効果を低下させる。
・中間砂層の出現深度が比較的浅い場合、液状化の可能性が危惧されることがある。

このような理由から、住宅地盤としては不向きですが、 適切な地盤改良で補強することで、建物を建てることが可能となります。

畑の土

関東地方の畑の多くには、火山灰の風化物からできた土壌”黒ボク”の堆積があります。 真っ黒の土で語源は、”黒くて歩くとボクボクする土”だとも言われます。

黒ボクは、日本の他の土壌に比べて腐植含量が極めて高く、また世界中の色々な土壌と比べてもその高さは最高位にあります。 火山灰に多く含まれる活性アルミニウムが腐植と強く結合し、腐植を容易に分解できない形に変え、多量集積の要因になったと考えられています。 これらが土の色を黒くしている要因とも言えます。

農地として作物の栽培に適している様に見えますが、他の土に比べてリン酸との結合力が強く、 作物がリン酸欠乏で育たない為、農地としての利用は困難とされていました。

しかし、その後の農業技術向上により、リン酸の土壌改良資材を投入することで 問題土壌から優れた畑土壌へと変貌を遂げ、広く利用される様になりました。

住宅地盤としては田んぼと同様に、間隙が多く圧縮しやすく、 畑土壌も酸性を呈する場合が多いので、セメント系固化材による固化が困難な土です。 このような畑土壌も、適切な地盤改良によって建物を建てることが可能です。

上記理由から田んぼも畑も建築物の施工には適しているとは言えません。 しかし、どんな土が出るのか分かっていれば、対策は可能です。 つまり、土の種類を把握することは、地盤調査にとって非常に重要な項目なのです。

現在、住宅の地盤調査で広く適用されているSWS試験では、 土質の確認をすることは困難です。 この為、一般に公開されている地形データを用いて土質の予測をしています。

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