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地盤調査結果の見方

2017年05月12日 [ 地盤調査 ]


地盤調査結果の見方

地盤調査結果の見方について解説します。 こちらを理解すれば、ご自身でも地盤調査結果を確認できるようになります。 調査結果に疑問を感じた際、ご活用ください。


目次

地盤調査結果の項目解説
地盤調査結果の見方
地盤業者によって調査結果が異なる理由

地盤調査結果の項目解説

下記は一般的な地盤調査であるスウェーデン式サウンディング試験による調査結果です。


地盤調査の結果

調査結果の項目についてそれぞれ解説いたします。


貫入深さ

ロッドが沈んだ深さを表しています。


荷重(Wsw)

ロッドを25センチ貫入させるために要した重りの必要な重さです。


半回転数(Na)

25センチ貫入するのに要したロッドの半回転(1 8 0度)数です。 1 8 0度の回転なら1半回転、3 6 0度回転したら2半回転と数えます。 回転せずにロッドが沈んでいけば、「自沈」と判断します。半回転数が多いほど硬い地盤を意味します。


1m当たり半回転数(Nsw)

左横の「半回転数」を1メートルに換算した値です。 ここでは25センチごとに「半回転数」を数えていますから、単純に4倍することになります。


音・感触

ロッドが貫入する際の「貫入音」や「自沈状況」「空転」「打撃音」などが示されます。 「ジャリジャリ」「ガリガリ」などの音や感触を記録し、土壌の種類や廃棄物など埋まっていないかなどを判断します。


貫入状況

ロッドが貫入していく様子です。試験結果例にある「無回転急速」とは、 ロッドが回転せずに急速に貫入していったわけですから、「自沈」したことがわかります。 「回転急速」は「回転しながら急速に貫入した」、「回転緩速」は「回転しながら緩やかに貫入した」という意味です。 その右隣りの「荷重(Wsw)」と「貫入量1m当たり半回転数」の数値を、私たちはグラフ化して見ています。 横向きの棒グラフは右に長いほど地盤が硬いことを表します。


推定柱状図

砂層や粘土層など土質を推定して記入します。×マークは盛土を表しており、試験結果例では、ここが砂地盤の上に盛土をされた土地であることがわかります。


換算N値

地盤の強さを評価する指標です。


換算qa

各層の「荷重」と「1m当たり半回転数(Nsw)」から、地盤の支持力(地耐力)を推測した数字で、 1平方メートル当たりの地盤が耐えられる荷重を推定したものです。

地盤調査結果の見方

次に、地盤調査結果の見方について解説します。 下記は東北大震災にて、液状化及び不同沈下した住宅の地盤を、 地震後にスウェーデン式サウンディング試験によって調査したものです。(画像はクリックすると拡大されます)


地盤調査結果

簡単に調査結果を見る方法

地盤調査結果の「荷重」と「貫入量1m当たり半回転数」の間に線(上図の赤線、下図の緑線)を引きます。 こうすると、その線より右側に棒グラフが出ている層は比較的硬い地盤であり、 逆に線まで達することなくグラフが左側に凹んでいる層は軟弱な地盤であることが簡単に判断することが可能です。 (画像はクリックすると拡大されます)


mikatasheet11500.jpg

詳しく調査結果を見る方法

詳しく地盤調査結果を見るためには下記の確認が必要となります。


盛土されているか?

時間の経過とともに圧密沈下しそうな地盤は、地盤調査結果表の凹んだ部分の軟弱な地盤です。 スウェーデン式サウンディング試験では土のサンプル(土質試料)を採取しませんので、 厳密な土質分析はできません。しかし、上記の調査地は海を埋め立てた造成地ですので、 盛土がされていることを推測できます。


人工地盤であるか?

自然にできた地盤には凹凸があまり見られないのですが、 この調査結果の棒グラフには凹凸があり、明らかに人工地盤の特徴を示しています。


盛土の深さは?

この調査を担当した調査員は盛土を5.5メートルまでと見ていますが、 9.75メートル付近のへこみが気になりますので、実際の盛土はもう少し深いかもしれないと考えられます。


液状化の原因は?

実はこの土地が地震で液状化する前の試験結果もあるのですが、両方を比べてみると、 地下水位付近のN値が地震前は4~5あったのが、地震後には2前後に落ちており、 地盤が弱くなっていることがうかがえます。また、地震前は造成時の締め固めでよく締まっていた砂地盤が地震の揺れで液状化し、 地表近くの締まった砂層が噴砂などで地上に吹き出してしまい、地中から失われたことがわかります。


不同沈下の原因は?

この土地の地盤調査を敷地内の数カ所で行ったところ、 同じ敷地内でも軟弱層の厚さが異なっていることがわかりました。 そのため、敷地の西側よりも東側の地盤が大きく沈み、激しい不同沈下が起きたのです。


地盤調査結果を見る際の注意点

スウェーデン式サウンディング試験では、盛土が意外によい数値を出すことがありますが、 私の経験からいうと、実際は数値ほどに強くありません。 数値以上に沈む可能性があるため、数値を過信しないほうがよいです。 一方、自然の軟弱地盤は軟弱といわれつつも何百年何千年という時間を経ていますから、 数値以上に意外な強さを発揮します。




地盤業者によって調査結果が異なる理由

最後に、同じ地盤でも調査する地盤業者によって、調査結果が異なる理由をお伝えします。


地盤業者の地盤解析力が調査結果に影響している。

全自動式調査機の登場などもあり、どの地盤業者が調査をしてもほとんど変わらない調査データが出るようになりました。 しかし、調査データを解析した結果は、地盤業者によって相当異なります。 なぜなら、地盤業者によって地盤解析力に差があり、それが調査結果に影響しているためです。


調査方法の特性を理解していないため調査結果に差が生じている。

地盤調査にはいくつかの方法がありますが、それぞれに特性があります。 要は地盤業者が調査方法の特性を理解していることが重要で、 それを理解していない地盤業者がどの調査を何度繰り返しても調査結果には誤差が生じます。




調査結果に疑問を感じた際は、地盤業者の見直しを検討しましょう。

地盤調査をする際、どの調査方法を選定し、それによる調査データをどのように解析し、 どのような結果を導き出すかが地盤業者としての腕の見せどころといえますが、 地盤業者によって、解析力や調査方法の理解に差があるため、 同じ地盤であっても調査結果に差が生じることが多々あります。 もし、地盤調査結果に疑問を感じているようでしたら、 地盤業者の見直しを検討することをお勧めします。 また、業者選定の際は、その業者の地盤解析力や調査方法の理解度について確認することが必要と言えます。




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